講師紹介:
デイブ・ホールデン (Dave Holden) 牧師
米国サドルバック教会牧師
パーパス・ドリブン トレーニング・ディレクター
北カリフォルニアのクレストラインという田舎町にあるレイク・グレゴリー教会の前主任牧師。彼は同教会の目的主導型教会への移行を導き、会員数は80名から800名へと成長した。2003年にはパーパス・ドリブン・チャーチ・ヘルス・アワードを受賞した。この賞は、インターナショナルPDCコミュニティーから、5つの目的をバランスよく実現する目的主導型教会へ贈られるものである。デイブ師はパーパス・ドリブン・ミニストリーのグローバル・トレーニング・ディレクターとして、世界各地の目的主導型教会カンファレンスでスピーカーを務めている。
目標:(デイブ・ホールデン牧師より)
この崩壊している現代社会に神様の愛と赦し、そして希望を言葉によって伝え、行動を通して示すことは教会の基本的な働きです。私たちの教会(サドルバック教会)は目的主導型のパラダイムに従って建てられ、健康と成長を体験し、世界の協力できる教会と教派を超え、文化と言葉の違いを超えたコミュニティを築いてきました。そして、リック・ウォレンという神に用いられているリーダーに恵まれて来ました。こうしたことは、偶然ではなく、神様からの大いなる特権であると同時に、責任である認識しています。このような事柄を正しく管理していくために、私たちの教会は、この働きへと神様によって導かれてきました。それは世界中で招待してくださる教会があれば、どこへでも出かけて行って、私たちが経験から学んできた真理を分かち合うこと、そして、具体的なトレーニングを提供することです。
この働きの根本には、2つの聖句があります。それはマタイ22:37-40の「偉大な戒め」とマタイ28:19-20の「大宣教命令」になります。そこから5つの目的を見出すのです。すなわち、礼拝、ミニストリー(仕え合うこと)、宣教(伝道)、交わり、と弟子作り(成長)です。
私たちの提供しようとしているトレーニングの焦点は、この目的をどのように具体的に適用することができるのかというところにあります。すなわち、「弟子とは何なのか」、「どのように弟子を作れるのか」、「どのように全世界の果てまでこのメッセージを伝えることができるのか」という三つの質問に絞ることができます。私たちのしようとしていることは、神学に基づきつつ、しかし、それ以上に、プロセスと行動、あるいは活動に注目します。ですから、全世界において既に、今まで様々な教派や文化を超えて、これらの原則が機能し、またどんな背景のグループにおいても、強固な信頼・協力関係を築いてくることができたのです。
このトレーニング・プログラムの中心は日本の教会のリーダーの皆さんであり、その目的は日本の教会に仕えることです。Saddleback教会のオフィスを開くことや組織を立ち上げることは全く予定していません。このトレーニングを受けたいと願われる教会のリーダーの皆さんに仕え、支えることだけを私たちは願っているのです。
3年計画 (※ 2年計画へ変更となりました):
以下のセミナーの会場と日時は、決定次第このホームページで公表いたします。
また、このセミナーは全国で行っていく予定です。「私たちのところに来て下さい!」というリクエストがありましたら、どうぞご遠慮なくお知らせ下さい。
<説明会>
- 目的主導型の旅
- 目的主導型教会(PDC)、健康な教会:人生を変えるコミュニケーション
- 3年間計画の説明
<1年目>
セッション1 神の目的
- 復習:目的主導型の旅
- PDC:目的主導型教会を建てること、5つの目的
- PDC:コミュニティを伝道の対象として考えること
- PDC:礼拝に大勢(群衆)を引き付けること
- PDC:会衆を育てること
- PDC:人生を変えるコミュニケーションの仕方
- 復習:目的主導型の旅
- PDC:人生を変える説教セミナー
- 実際のメッセージを聞く(体験)
- 成熟した信徒を育てるA
- 入会クラス(教会ガイダンス)
<2年目>
セッション1 目的主導型 小グループ
- 復習:目的主導型の旅
- PDC:目的主導型小グループ
- 小グループ・トレーニング・セミナー
- PDC:成熟した信徒を育てるB
- 成長クラス
- 復習:目的主導型の旅
- 目的主導型ユース・ミニストリー・セミナー
- 目的主導型子どもミニストリー・セミナー
- 目的主導型クリスチャン教育セミナー
- 人生の使命を探るクラス
<3年目>
セッション1 PEACEプラン
- 復習:目的主導型の旅
- リック・ウォレンからの説教:2003年11月:PEACEプラン紹介
- PEACEプラン・セミナー
- 宣教クラス:具体的な伝道訓練
- PDC:変化を通して教会を導く
- 復習:目的主導型の旅
- PDC:本物のリーダー
- 目的主導型リーダー、牧会者との群れセミナー
- 協力とネットワーキングセミナー
- PDC:委ねられた人生の力
パーパス・ドリブン・フェローシップ形成の経緯:
2009年夏に横浜で行われたプロテスタント宣教150周年記念大会へのゲストとして、若き日に短期宣教師として長崎の教会で奉仕したリック・ウォレン牧師(サドルバック教会主任牧師)を招きたいとの打診が実行委員会からなされました。それは実現しませんでしたが、ビデオレターでのメッセージが届けられ、サドルバック教会代表としてデイブ・ホールデン牧師が来日されました。7月10日に日本聖書協会総主事主催でホールデン牧師を囲んで昼食会が持たれました。その際ホールデン牧師は、日本の教会と宣教に大きな重荷を感じているウォレン牧師の思いと共に、もし日本の教会が望むのであればサドルバック教会は3年間に亘って様々なセミナーを開催する用意があることを伝えて下さいました。参加者の中から世話人が選出され、彼らを中心として11月17日に目的主導的教会形成についての分かち合いの会を持ちました。その場で委員会メンバーが選出され、具体的に活動が始まりました。今後、広く日本の様々な教団教派の皆さまと共に、日本宣教に貢献するためのプログラムを計画したいと現在話し合いを重ねています。